マツダ・CX-5
東京オートサロン2012に参考出品(2012年1月13日〜15日開催)された翌月2012年02月16日(木に)CX-5は発売されました。
注目点は何と言っても クリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 2.2」搭載車です。
クリーンな排気ガスに加えて、クラストップレベルの燃費18.6km/L(JC08モード)!
さらに最大トルク420N・mを発揮!
このトルクは4.0L V8ガソリンエンジンに匹敵する値です。
2012年02月16日ニュースリリース
新型クロスオーバーSUV「マツダCX-5」を発売
CX-5を買われた方などの声
「XD」VS「20S」
装備面から考えると20Sが丁度良い比較対象かなということで、どちらを購入した方がお得かをシュミレーションします。
※FFモデルで比較
消費税込の車両本体価格で比較
260.4万円/XD
226.6万円/20S
※XD(クロスディー)は、クリーンディーゼルエンジン搭載車
※20Sは、2Lガソリンエンジン搭載車
価格差33.8万円!
クリーンディーゼル補助金
クリーンディーゼル車は、補助対象車両です。
平成24年度:最大18万円
平成25年度:最大10万円
この補助金を車両価格から引くと、価格は23.8万円!
ただし、マツダの公式サイトでは、補助金対象車から外れています。
エコカー減税で比較
いずれもエコカー減税対象車ですが、XDが免税(100%減税)なのに対し、20Sは、75%減税車両です。
減税額(優遇額)を比べてみると
自動車取得税 | 自動車重量税 | 合計 | |
XD | 111,600円 | 30,000円 | 141,600円 |
20S | 71,600円 | 16,900円 | 88,500円 |
53,100円の差!
車両価格が高いXDで、なおかつ免税ということで優遇額では、XDが勝ち。
自動車税で比較
毎年必要になる自動車税額では、排気量が大きいXDの負け。
自動車税減税 | |
XD | 45,000円 |
20S | 39,500円 |
5,500円の差!
燃費で比較
燃費に関しては、ワゴンとセダン、トランスミッション(ATorMT)で変わります。
そこで、ワゴンのATで比較してみます。
18.6km/L(JC08モード)/XD
16.4km/L(JC08モード)/20S
燃費差2.2km/L!
実燃費では、もう少し差が出るのではないかと思いますが、カタログ値的には大差がないです。
1年あたりの燃料代で比較
XDの燃料は軽油で、20Sはレギュラーガソリンです。
そこで軽油1Lあたり125円、レギュラーガソリン価格150円/Lで、年間に走る距離を5,000kmと10,000kmで計算します。
単価は、このまえ給油した時のガソリンスタンドを参考。
また燃費においては、カタログ値を採用しているので、実燃費の差がもう少し大きくなる場合は、もっと差が出る可能性もありです。
それと燃費は、ドライビングスタイルや使用環境などによっても大きく変わるので、ご自身でもシュミレーションしてみてください。
5,000km/年間 | 10,000km/年間 | |
XD | 33,625円(269L) | 67,250円(538L) |
20S | 45,750円(305L) | 91,500円(610L) |
差額 | 12,125円 | 24,250円 |
3年間なら | 36,375円 | 72,750円 |
5年間なら | 60,625円 | 121,250円 |
10年間なら | 121,250円 | 242,500円 |
軽油とレギュラーガソリン価格の差によっても変わってきます。
結論
購入時の値引きや諸費用は考えない場合、購入時点での差額は約19万円です。
そこでクリーンディーゼル車のラニングコストとガソリン車のランニングコストを考えた場合の損得分岐点を考えると、燃料価格の変動をなしが前提ですが、年間走行距離1万キロであれば、約7.8年以上使わないと損です。
5千kmであれば、2倍なので15年以上です。
ということで、買い替えサイクルが短い方、年間走行距離が少ない方はガソリン車のほうがトータルでのコストは少なくて済みます。
逆に年間走行距離が多い方、乗り換えのサイクルが長い方は、クリーンディーゼル車の方が良いという結論になります。
あくまで出費という観点での損得のシュミレーションです。
ただこのシュミレーションでは、思っていたほどの差はないので、あとは乗り味の好みで選べば良いのかなと思いました。
静粛性ならガソリン車、力強い加速ならクリーンディーゼル車ですね。