車検と点検・整備
来月車検だったり、３か月以内、半年以内に車検が…
そろそろ車検のことが気になっていませんか？
初めての車検という方もいれば、また車検でお金が掛かるなぁ…と思っているベテランの方もいると思います。しかし、意外と車検について、よく理解されていない方も少なくないのが現実です。
そこで、車検の核心部分から説明したいと思います。
知っていれば、車検を安く済ませることも出来るようになりますよ！
車検の本質
車検とは？という事にも繋がりますが、車検は国が定めた基準（安全・環境）に照らし合わせて、車両に不具合がないかを検査（確認）するものです。
その検査に合格すれば、車検の有効期限が更新（延長）されて、晴れて公道を走行することが出来るようになります。
不合格となった場合は、原則公道を走ることが出来ません。
※許可をとることで限定的に走行は可能に。
それと、必ず車検を受けるのに、自動車損害賠償責任保険（自賠責保険）の加入（車検の有効期間をカバーするだけの期間）も必須となっているので、車検を受けた車両は、最低限の補償にはなりますが、自動車保険に加入していることになります。
それゆえ、自賠責保険は、強制保険とも呼ばれ、加入漏れを防止しているのです。
※車検が無いバイク（二輪自動車250cc以下、原動機付自転車）等では、加入義務はありますが、このチェックにはかからないので、加入忘れも発生します。
ちなみに、自賠責保険に未加入で公道を走行した場合は、法律による罰と行政処分が科せられます。
- 1年以下の懲役または50万円以下の罰金
- 免許停止処分（違反点数6点
以上が車検です。
では、車検のときに受けている点検や整備って？
このれには２つあります。
まずは、車検に合格するか否かを見つける点検と車検の基準に合っていない部位（箇所）などの整備です。
性格的には、車検の前に万全を期して臨むためのものと言えるでしょう。
そうであれば、いきなり車検を受けて、不合格だった部分だけ直して、再度車検を受けることも出来そうです。
そう！それも可能なのです。
でも民間車検工場や自動車ディーラーなどの車検、「アップル車検」「車検のコバック」「ホリデー車検」などの車検チェーン、「オートバックス」「イエローハット」「オートウェーブ」などのカー用品店といった車検の依頼先では、そのような流れで車検を行っていません。
だから余計なコストが発生してしまい、車検代が高くなるのです。
さらに、車検と言った場合、法定２年点検（24ケ月点検）も含めて車検と思われている方が大半です。
これが、２つ目の点検や整備です。
車検整備などの明細を確認してもらえれば、記載されていると思いますが、法定２年点検が「１万５千円」「２万円」「２万５千円」「３万円」など車両区分などによって金額は変わりますが、計上されているハズです。
これも車検代が高くなる一因ですが、この部分が車検費用の中で大きなウェイトを占めていることも少なくありません！
特に消耗品などの部品を交換した場合は、車検代が２０万円以上、３０万円以上となることも。
ここで覚えておくと良いのは、この２つ目の点検や整備は、本来の車検の本質とは全く別物だということです。
特に車検費用を安く済ませたいなら！
２つ目の点検や整備の本質
乗用の軽自動車や小型車、普通車などであれば、車検の有効期限は２年間です。
その２年間での自動車の使用状況を見越して、不具合などが起こらないように予防的な整備を行うのが、この２つ目の点検や整備なのです。
ただし、きっちり法定点検を受けられている方なら、この２年間は１年間で済みます。
車検費用が高いと思ったら、本当にその整備（部品交換）が必用なのかどうか？見直してみましょう！
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