オデッセイRC1型・RC2型(5代目)
ホンダから発表された新型オデッセイは、歴代モデルと比較しても一番ダイナミックなスタイルへと変化を遂げたのではないかと思います。
これまでは、スマートなスタイルのミニバンであると考えられてきましたが、近年様々な地域で人気を獲得するトヨタのアルファードやヴェルファイヤ、日産のエルグランド等と対等に渡り合えるように、これまでの変な拘りは捨て、新たなミニバンへと変わったと思えます。
オデッセイは、今回のモデルで5代目となりますが、初めてスライドドアが採用されたことは、最大のポイントと言っても過言ではないと言えます。
開発者の方もおっしゃっていましたが、時代のニーズには逆らえないし、あえて逆行する理由もなかったと。
ミニバンと言えば、使い勝手の良いスライドドアは欠かせないという事です!
他自動車メーカーのミニバンでも新型車でヒンジタイプのドアを後席に使用している車種は、ほとんどないです。というより無いかなぁ…。
いずれにしても、複数の自動車メーカーからスライドドアを採用したミニバンが販売されています。
ここのところ販売が不振だったオデッセイも、ミニバンのカテゴリーにおいて、また存在感を高めていくのではないかと強く期待します。
また、今回の新型では燃費性能も上がっています!
ハイブリッドであるミニバンを除けば、オデッセイはこのクラスで、トップクラスの燃費を誇っているのではないでしょうか。
車両が大きくなり、重量も増えるミニバンでは、燃費に関して懸念を抱かれる方もユーザーの中には、一定数いると思うので、新型オデッセイでは、燃費性能に対する懸念は払しょくとまでは言えないものの、最新のホンダの技術により、そのような心配をしなくても大丈夫ではないかと思います。
ちなみに、低燃費を発揮する新開発のエンジンとCVTの組み合わせで、リッターあたり14km(JC08モード)です。
※アブソルートのFFで8人乗りの場合。
ですので、これまでオデッセイはスライドドアでないし、燃費がねぇ…と敬遠されていたファミリー層からの高い支持を獲得できる可能性も高くなりました。
今後は新型オデッセイで、販売台数も息を吹き返し、他のモデルと比較しても高水準の売上実績を残しそうな予感はします。
ファミリー層以外からも、いざというときには7人以上のれて、荷物も積めて、走りも悪くないとなれば、幅広い年齢層、幅広い用途で使いたい方などの支持を得ることも考えられます!
上級クラスのミニバンでは、注目の一台です。
※追記:発売一カ月時点では、月間販売計画の3倍の受注だそうです。
詳しくは、コチラ↓
└新型上級ミニバン「オデッセイ」「オデッセイ アブソルート」受注状況について
とここまで、新型オデッセイの印象を書いてきましたが、正直なところ、新型オデッセイとはいうものの、新型のミニバンが誕生したとも言えます。
旧型オデッセイとカタログ落ちしたエリシオンを統合したモデルともいえますし…。
この辺が気にならないなら、まったく問題ないことです!
最後に注目の装備について。
シティブレーキアクティブシステムや衝突軽減ブレーキ〈CMBS〉といった自動ブレーキ系の装備は、近年スバル以外の自動車メーカーでも力を入れてきている装備です。
もしもの時に付いていてよかったというものなので、購入資金に余裕があれば装備しておきたい機能です。
個人的にきになる装備としては、日産自動車のアラウンドビューモニター的な、マルチビューカメラシステムです。
その他、ブラインドスポットインフォメーションや後退出庫サポートといった死角をカバーしてくれる装備も新型オデッセイでは充実してきたなと思いました。