ヴェゼル(初代)

概要や注目の装備、第一印象などをオリジナルの視点で!

ヴェゼル(VEZEL)初代RU1/RU2/RU3/RU4型

ホンダから新型のクロスオーバーSUVヴェゼル(VEZEL)型が、2013年(平成25年)12月20日(金)発売されました。

ヴェゼルの第一印象

FIT3(2013年9月)が、満を持して発売され、性能面では発表時の世界最高燃費といったアピールポイント等もあり、これまでのフィットからかなり進化して、性能も文句なしといった感じでしたが、個人的にはあの顔がどうも、いまいちといった印象でした。

フィットと言えば、先代のちょっとかわいらしい卵型のイメージがあるので、新型フィットは、ちょっとイカツイかなという感じです。

しかし、発売から数か月がたち、街中でもちょくちょく見かけるようになると、なんとなく見慣れてきて、新しいデザインもそんなに悪くないかなと思えていたところに、発表されたのがホンダのクロスオーバーSUVヴェゼルでした。

これをみたときに、そうですかぁ…、なるほど…とすぐに思いました。

全体的な外観としては、FIT3を縦に伸ばして、SUVにしたような感じですが、この縦に伸ばしたというのが表現的にはどうか微妙なところですが、とてもカッコいいデザインとなっています。

もし、事前情報なしに、FIT3とヴェゼルを並べてみたら、ヴェゼルを縦に潰した車がFIT3と思ってしまう可能性も十分ありです。

FIT3自体も先代のイメージを引きずった色眼鏡で見ているので、違和感を覚えるだけで、スポーティーで悪くないデザインなのですが、よりブラッシュアップした感じをヴェゼルからは感じます。


VEZEL HYBRID Z(FF)ホンダ・ニュースリリースより
VEZEL HYBRID Z(FF)ホンダ・ニュースリリースより

さて、外観は以上のような印象ですが、車内も魅力的です。

最近のホンダはCR−Z以降、スポーティーな内装を基本コンセプトとしてる印象を受けますが、ヴェゼルはよりその印象を強くさせるような内装となっています。

さらにSUVならではの大きな居住空間は、特に好感がもてます。

フィットでは、後部座席がやや狭いので、アウトドアなら2人で乗り、後ろに荷物という感じになりがちですが、ヴェゼルなら、4人で乗って後ろに荷物を置いても十分くつろげるスペースがあります。

これなら、大人4人などで、出かけても問題なさそうです。

そうなってくると気になるのが燃費です。

SUVは、その大きさゆえに燃費が問題となりますが、ヴェゼルはハイブリッド車で、カタログ燃費ではありますが、1リッターのガソリンで、27KMも走ってくれるそうなので、遠出でも、普段使いでも、ガソリン代の心配からは解放してくれるでしょう。

ボディサイズからライバルと位置づけて良いかは分かりませんが、他の自動車メーカーのSUVと比較しても完全に頭一つ抜け出ている!でも重要なのは、実用燃費ですが(笑

ということで燃費的には、小型SUVの名が示すとおり、毎日乗っても燃費は気にならず、また友達をさそって遊びに出かけても楽しめる車ということが言えそうです。

ただ、価格的には少し高いという印象も受けます。

最初に外観をFIT3と比較しましたが、FIT3の価格が150万前後〜200万であることに対して、ヴェゼルは220万〜280万。

SUVなので、コンパクトカーのワンランク上ということでしょうが、小型のSUVにそこまで出す人がどれだけいるかは、今後の売れ行きを見守ってみないとです。

最後に気になる装備についてです。

まず、電子制御パーキングブレーキが全車に標準装備というのは良いと思いました。

ヴェゼルの場合は、SUVではありますが、エクストレイルやフォレスターのように悪路での走行性能が売りのSUVではなく、完全に街乗りを意識したSUVなので、ストップアンドゴーといったシーンも多いはずです。

実際の動作に関しては、ヴェゼル公式サイトから引用させて頂きました下記をご覧ください。

作動はスイッチを軽く引き上げるだけ。停車した地点の傾斜などをシステムが検知・判断して、パーキングブレーキ力を自動的に最適制御。
アクセルペダルを踏めば解除できる※ので、スムーズな発進が可能です。
また、ブレーキペダルを踏みながらスイッチを押し下げることでも解除することができます。

それとオプションになりますが、あんしんパッケージを選択すれば、サイドエアバック、カーテンシールドエアバッグ〈前席/後席対応〉も付きますし、無いよりは良いであろうと思うシティブレーキアクティブシステム(自動ブレーキシステム)。

この辺は、ヴェゼルに限らずホンダは安全装備に力を入れているので、Nワゴンなどの軽自動車でも同じ装備が選べるので、ホンダ車は良いと個人的には思っています。

※シティブレーキアクティブシステムは、N-BOXやN-ONEにも順次導入されるのではと思います。

あとは、これも欲しいという事で、SUVでなくても欲しい装備ですが、死角が多くなるヴェゼルなら導入して欲しいのが、新型オデッセイで導入されたマルチビューカメラシステム(フロントカメラ/サイドカメラ〈左右〉)です。

カメラなんて無くても良いという方もいるかと思いますが、本来なら死角となっていた部分が見えるに越したことはないと思います。


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