車査定後の売買交渉を打ち切る方法

クルマを売るつもりがないのに、あれこれ話すのは無駄


査定に要する時間

車査定の流れとしては、車のチェック(車両確認と車検証)→査定額提示→売買交渉です。

概ね車のチェックは15分くらいです。

その後、車両の状態を上司やプライシングセンターへ報告して、客へ提示する価格の指示を受け、顧客へ報告になります。

値付け段階に関しても、だいたい15分くらいみておけば良いと思いますが、買取業者毎にスピードは変わります。

ここまで約30分です。

査定としてはこの段階で終了となりますが、この後、売買交渉という流れになります。

たまに査定業者が中々帰らなくて困った!
しつこく契約を迫られたといったことを見聞きしますが、売買交渉での話が長引くことが原因です。

査定担当者は出来る限り当日で結果(契約)を得たいので、営業トークやマニュアルを駆使して、契約を取り付けようとします。

仮に良い感触を得ていたとしても、ここを逃せばライバルに契約を取られてしまう可能性があることに加え、別の日に再度交渉するのは二度手間になるので、できれば避けたいところです。

数社の査定を受けたことがある方なら理解しやすいと思いますが、後から来る業者のほうが断然有利なのです!このクルマ買いとり業界は。

ただし、それは業者側の都合なので、意図しない交渉で時間を取られるのは嫌なものです。

査定額だけ分かればよい時

車の査定を受ける動機は、いろいろあると思いますが、ひとまず幾らくらいの価値があるのかを知りたいだけなら、売買交渉は不要です。

そんな時は、査定時にその旨をハッキリと伝えましょう。

大抵は、査定時にお乗換えですか?売却のみですか?次の車は決まっていますか?等を確認してきますので、「査定額次第で、買い換えを検討しようと思っている」等と回答しておけば、しつこく売ってくれと迫られることはないでしょう。

もしハッキリと直ぐに売るつもりはないと言っているにも関わらず、しつこく契約を求めてくるようであれば、悪質な業者と判断し、一切相手にしないことです。

正直、悪質と思う買取業者に遭遇したことが無いので、何とも言えないのですが、人を見て判断している可能性は否定できません。

車買取業者とのトラブル事例でもみられるように強引に来られると拒否できないケースも見受けられます。

もし断ることが苦手という場合は、一人で査定を受けることを避けて、友人などに立ち会ってもらうのが良いでしょう。

売買交渉で折り合いがつかない時

査定額の交渉も行ったが、こちらの望む金額が出ないので、交渉を打ち切りたいが、なかなか話を切ることが出来ないことはあります。

こんなときも〇○○万円(希望額)が出ないのであれば、御社へ売ることはないので!とはっきり意思表示してお帰り頂きましょう。

また査定額が希望には達していないが、状況次第では契約する可能性があるなら、「もう1社の査定を受けて判断する」「じっくり考えて判断する」等と伝え、可能性は残しておきましょう。

それでも何とか契約を取りたい!上司から契約を取ってくるよう強要されているといった場合、あれこれ理由を付けて交渉を継続しようとしてくる可能性は考えられます。

価格が全く折り合わないのであれば、時間の無駄なので、○○万円(希望額)出でるの?出ないの?とはっきり回答してもらいましょう。

適当に用事があるので、〇○時までとタイムリミットを設けて、緩やかに対処するのも悪くないかもしれませんが、逆効果になることもあるので、オススメしません。

本当に用事があるのであれば良いのですが、苦し紛れに言ってしまった場合、どんな用事があるのですか?変更できませんか?等と切り返してこられ、逆手に取られることが考えられるからです。

あとは「査定額だけ分かれば良い時」と同様に、強引に来られると拒否できない、断ることが苦手という場合は、一人で査定を受けることは避けて、家族や友人などに立ち会ってもらいましょう。

最後に要らないと言っているのに押し付けてくるようなら、間違いなく悪質な業者ですので、間違っても契約書にサインしないように!

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