下取りと車買取業者を比較
新車への買い替えなら、自動車ディーラーに下取りしてもらう流れが一般的です。
しかし近年では、車買取りも一般的に認知され、選択肢が増えたことは良いことなのですが、下取りが得なのか?それとも買い取りが得なのか?迷われる方も増えています。
そこでそれぞれのメリット・デメリットを考察してみました。
車買取業者
クルマの査定を行い、査定額の提示が行われ、その額に納得できれば、車を買い取ってくれます。
※基本的に自動車の査定は無料です。
メリット
中古車市場で需要が高い(人気がある)車種においては、下取り額よりも遥かに高い価格で売れる可能性があります。
さらに同じ車種でも、人気色であったり、サンルーフや「ぶるからない先進装備」など、後からは付けることが出来ない装備などが付いていたり、人気のカーナビゲーション等、高価な部品が取り付けてあったりすれば下取り価格との差が大きくなる可能性が非常に高いです。
また登録から10年以上、10万キロ以上の走行距離でも、市場動向によっては、意外と思える高い価格で売れる可能性があります!
極端に言えば、事故車だろうと不動車であろうと、どんな車であっても中古車として国内に限らず、海外を含めて、需要があれば、高く売れる可能性があります。
その上、車買い取りを行っている業者は非常に沢山あるので、上手に査定を受けて交渉することで、ライバルには負けたくないという買取業者の心理も働き、買取価格が競り上がることもあります。
デメリット
購入した新しい車の納車前でも、車両を引き渡す必要が出てくることがあります。
この辺は契約内容次第ですが、長くても契約から1カ月以内くらいが一つの目安。
どうしても車が必要な場合は、代車を出してもらえるかどうかも含め、交渉してみるのもありです。
ただ人気車種で、納車まで何カ月もかかるような場合だと厳しいでしょう。
そんな時は、裏技として納車が確定した時点で再度査定を依頼するのです。
その場合のポイントは、下取り車に代えて金銭での充当が行えるようにしておくこと!
下取り
自動車の販売店(主として新車)が、査定を行い、下取り価格が決まります。
あとは購入した車の納車を待っていればOK!
メリット
新しい車の納車まで、今の車を利用できます。
車種によっては、好条件も!
例えばBMW→BMWなど同メーカーでの買い替えや親しくしているお店、営業マンがいる場合など。
また買い取り店では値段が付かないような車でも、下取りキャンペーン等の名目で下取り価格が付くこともあります。
ただし、この場合は新車の値引き分と相殺されていることもあるので、注意。
でも気分的には、査定ゼロ万円と言われた車両に、下取り価格5万円が付けば気分上々!?
デメリット
ライバルがいないので、相手の言い値(下取り価格)で納得するしかない。
極端に言えば、下取り車で利益を出す必要は無いので、下取り車が有っても無くても、新車が売れれば良いことから、無理して下取り価格を高くする必要はありません。
ということは、競争が激しい車買取り業者と比較した場合、高く売れる可能性は低いといえます。
中には、自社での下取り価格が良くないケースの場合、付き合いのある車買取り業者を紹介してくることもあったりします。
結論
これだけ見ると下取りは損をしてしまう印象を持つかもしれません、実際のところはケースバイケースなので一概に車買取業者のほうが得で、下取りは損だとは言い切れません。
言い換えれば、車買取業者のほうが損で、下取りが得だとも言えません。
ただ、どちらか片方だけを利用した場合、大きく損をしてしまう可能性があるので
損したくない方は必ず!下取り価格と買取価格を比較して、結論を出すのが得策です。