車買取業者とのトラブル相談事例から
国民生活センターのHPにあったPDFファイル内で紹介されていた事例です。
査定を受けるつもりで業者に電話した。
次の日に担当者が家に来て車を見て、最初は「0円」と言っ ていたが、あちこちに電話し、「修理にいくらかかるか、修理工場で調べる」と言って車を持って行ってしまった。
車を持って行くときに「売るか売らないかは価格がわかってから決める」と言ってあったのに「10万円で売れた」と電話があり、担当者が家に来たときには契約書も用意してあった。
親に連絡してから決めたいと言っても聞いてもらえず、「既に客と話がついているのでサインしてくれないと困る」と契約を迫られ、疲れて応じてしまった。
次の日、知人と一緒に店に話し合いに行ったが、車がどこにあるかさえ教えてもらえない。
(20歳代 女性 福岡県)
「車を持って行ってしまった」という表現からだと勝手に持って行ったような印象を受けますが、車を持って行くときに「売るか売らないかは価格がわかってから決める」と言ってあったとのことなので、車を持っていくこと自体には同意していたと思われます。
これまでの経験から見ると、車買い取りの流れとして、査定額を出すのために車を持っていくというのには、違和感があり、これ自体もトラブル要因の一つだと思います。
ただ今回のケースでは、業者の認識と売主の女性の認識が異なっているのが最大の問題です。
しかし言った言わないになってしまうので、他トラブル事例でも紹介していますが、会話は録音しておきましょう。
それと「疲れて応じてしまった」ということなのですが、納得できないのに署名捺印するのは絶対に避けたいところです。
おそらく押し問答になって埒(ラチ)が明かなくなってしまったのでしょう。
そうならないためには、トラブルが起きた際に相談する窓口を確保しておくことをお薦めします。
消費生活センター
国民生活センターから調べたり、お住いの都道府県名+消費生活センターで検索してみましょう。
相談時間内であれば、担当者の前で電話してみるのもありだと思います。
もし混雑していて、つながらないようであれば、確認して後日対応する旨を伝え帰ってもらいましょう。
弁護士・司法書士など
トラブルが起こったら弁護士や司法書士などに相談する手もあります。
過去に利用したことがあれば、担当者の前で、〇〇でお世話になった佐藤ですが…と状況説明してみるのもありかなぁ…。
相手と対峙する姿勢としては、知り合いの弁護士、司法書士に相談してから決めるますよ!くらいの余裕をもって対処することです。
車買い取りトラブルではなかったですが、上記の一言で相手業者の態度が一変したことがあります。
知り合いに弁護士、司法書士なんていないよ!という場合でも調べれば沢山いますから。
弁護士や司法書士など法のプロの見解を聞いてから対応しますので!ということで良いと思います。